NZに来て一番辛く感じたこと。

2年前の私にとって、「海外で暮らすこと」は
夢のまた夢のようで、相方さんとそんな話になっても、
現実的に考えられなかった・・・

そして、去年の7月にNZでの生活が現実になった。

年末年始に2ヶ月間も帰国してたこともあって、
日本を離れている実感、辛さを感じたことはあまりなかったと思う。

「海外に住むことで、辛いこともある」という話です。

***********

3日前、ふと、母親にメールをしてみた。
すると、返信内容に足が震えた。

「おばあちゃんが脳梗塞で倒れて入院して九州に帰っています。
容態は左半身麻痺で食事も鼻からチューブでしていう状態です」

(私の実家は広島県福山市)
病院の時間が終わるころ、母の携帯に電話して容態を聞いた。
思ったよりも元気とのこと。
少しだけ安心できた。

昨日再び電話をした。
いつも仕事で忙しくしている兄がとんぼがえりでお見舞いにきていた。

兄は祖母の写真をメールしてくれた。

祖母は90歳を超えてる。
以前、骨折で入院した時から、痴呆が加速してきた。
親族の顔をみても、「誰か」わからない人が増えてきて、、、
名前をいうと、思い出したりしてた。


  初孫である 兄
  唯一女の孫の 私 

私達2人は印象が濃いほうだったらしく、
「あんた誰かねー」と言われたことなかった。


兄のメールはこう書かれていました。
「とうとう俺も忘れられて、洋二おじさん(長男)になってた
おまえは仕事で忙しいって言っといたから、
帰国したら元気なうちに会いに行ってあげろよ」と。

(私が海外にいる状況説明は話が難しいので、
「仕事が忙しい」ということになっているんです。)

その時、相方さんはバイトに出かけていたので・・・
私は、写真とメールを見て一人で号泣しました。
うるさいと思って、途中からシャワー浴びながら
「ワーワーひっくひっく」と豪快に。


大好きおばあちゃんが脳梗塞で倒れたのに、
会いに行けないこの状況。


お金は働けばいいけど、時間はもどってこない。
日本にいたら、仕事休んで、おばあちゃんの側にいくのに!!!!
何もかも投げ出して、即帰国したい!!!


でも、それは今の私にとって、とても難しいことなんです。
私は非情な人間かもしれない・・・。
本当に自分の不甲斐なさというか・・・ 何やってんだー私!!


今回、
海外に住むということの大変さを
痛感ました。
心のどこかで恐れていた「時」が、少しずつ近づいてきている。


日記に書くべきか、悩んだ末に書きました。
「海外に住むことで、辛いこともある」と書くべきと思ったから。


   おばあちゃんごめんね 
   絶対に会いにいくから待っててね 

と心で話すことしかできません。

おばあちゃんも頑張ってるんだから
泣いてばかりいないで、私も頑張らなきゃダメだ!

最後まで読んでいただいてありがとうございました。

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コメント

  1. そうなんだよね。
    それが一番辛いこと。
    すぐに帰れない。
    もちろん、次の日の飛行機で帰ることも可能なんだけど、、、
    帰りたい気持ちと、帰れない気持ちの板ばさみですよね。
    私も、かわいがっていたフェレットが死んでしまった時と、
    101歳だったおばあちゃんが亡くなったときは、
    帰りたいけど、帰れませんでした。
    ゆきんこさんは、冷たい人間なんかじゃありませんよ。
    ここに残り、強く生きることも、また一つの勇気と選択です。
    元気出して!

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  2. ようこさん>

    ありがとうございます。
    元気もらえましたし、背中を押してもらえました 本当に。
    うれしくて泣けましたーーー(笑
    がんばります!

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  3. はじめまして。
    海外生活をしていると、日本にいる家族の事で
    色々と辛い思いをしたりしますよね。
    私も祖父が亡くなった時は帰国できませんでした。
    海外で生活している限り、仕方がない事だと割り切って
    帰国した時にちゃんとお墓参りしてきました。

    おばあさんの事、心配ですね。
    でも頑張ってください。

    返信削除
  4. ary さん

    はじめまして。
    あたたかなメッセージありがとうございます。
    本当に嬉しいです。
    みなさん経験され、乗り越えて来られているんですね
    見舞うことができなくても、想うことはできるので、
    しばらくはここで頑張ります!

    ありがとうございました。

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